同じ言葉を使っていても、
私たちは一人一人違う経験を持ち、
それゆえその言葉の重みは一人一人違うものです。
そこにあるのは言葉では伝えきれないもの。
日常の生活では表現しきれない
心にある複雑で曖昧な感情…
自分でも理解できない自分の想い…
ゆりえイラストレーションの作品は
そんな想いの表現です。
ジェンダーレス又は中性的な人物像には
「愛」や「性」を超えた世界が表現されています。
一枚の絵の中に語らずとも感じられる物語があり、
人物には息遣いが感じられるような生命感を
独自の描写で宿します。
長く普遍的な心に寄り添えるもの。
じっくり見てまた何度見ても
心にしみるものがある作品を描きたい、
そんなゆりえの想いがそこにはあります。
絵としての完成度だけではなく、
描く線の一本一本が“生きた線”であるかを重視する、
細部までゆりえの精神性が宿るアート作品です。
・2018年9月6日
『言葉にできないものを表現に変え、複雑で繊細な「想いを伝えるアート」』